2009年5月8日金曜日

出展作品を紹介します


2009年越後妻有トリエンナーレに出展する作品の概要を説明します。
このインスタレーションは松代の風土・景観・生態系を再発見するためのスケール変換装置です。松代の特徴的な家屋をデフォルメし、紫陽花の咲く公園内に点在させます。
すると模型の窓を通して見る風景が新しい発見と体験をもたらし楽園へと誘います。

上の写真が4月11日時点の敷地です。この場所はトリエンナーレの拠点である農舞台から松代城に向かう途中の紫陽花と菖蒲が咲く公園です。元々、棚田だった場所のようで適度に高低差のある公園内を歩くうちに松代城、池、棚田、松代の町並みなど様々な景色を楽しむことができます。
僕らのインスタレーションは遠くからは存在に気づかないくらい小さな小人の集落「つまり楽園」を作ることになります。1/24の縮尺の人と集落を設置することで普段見過ごしてしまいそうな植物や昆虫は巨大なものに感じられるはずです。
上の写真だと土筆がものすごく巨大に見えませんか?
逆に小人たちの家屋の窓を通して見る松代の景色は模型のように縮小されて感じられるような不思議な体験をしてもらえるのではないかと思います。

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