2009年7月27日月曜日

日経アーキテクチュアに掲載されました

日経アーキテクチュア 2009 7-27、PROJECTページの『大地の芸術祭』特集ページに『ツマリ楽園』が写真付きで掲載されました。
名古屋工業大学伊藤孝紀研究室は始動してまだ2年目ですが、メディアに頻繁にのるようになってきました。大地の芸術祭に参加することの大きさをジワジワと感じています。




2009年7月24日金曜日

越後妻有トリエンナーレツアーについて


名古屋工業大学伊藤研と行く越後妻有トリエンナーレツアーの日程が決定しました!
期間は8月24日(月)〜8月25日(火)の一泊二日。予算は交通費、宿泊費、チケット代込みで15,500円です。

お申し込み方法
電子メールにて、連絡先、性別、職業を明記の上お申し込みください。
メールアドレス:b17116051@yahoo.co.jp
担当:富田 有一(名古屋工業大学伊藤孝紀研究室 修士1年)

〒466-8555
名古屋市昭和区御器所町 名古屋工業大学 17号館 132号室
Tel:052-735-5329

2009年7月22日水曜日

『ツマリ楽園』に小人が住み始めました




集落の設置から2週間後の7/18に小人たちの設置をしてきました。
大学の研究室で200体ほど用意して行ったんですが、思ったより200体というのは多くて配置に困る程でした。

まず、1mおきに小人の行列を各家屋結ぶように配置して行って、50体。
残りの150体を麓の集落には多めに配置して賑わいをだし、行列にも密度変化を与えていってなんとか200体すべてを設置してきました。
小人のスケールは1/25で原寸でも7センチ足らずなので、鑑賞者に踏まれてしまうのが心配です。

このあとも50体ほど大学で予備を制作してトリエンナーレ期間中の補修作業に備えたいと思います。



2009年7月21日火曜日

7日目(宙に浮かぶ集落)




ついに、新潟での設置作業最終日です。
家屋を支える柱に鏡を巻いていきました。
鏡を保護するシートをトリエンナーレの会期直前まではがさずにするか迷いましたが、我慢しきれずはがしてきました。
 
どうですが?家屋が宙に浮いているように見えませんか?
家屋を支える柱を見せたくないという理由で鏡を巻いているのですが、ここまで見事に消えてくれるとは思いませんでした。
なるべく精度の高い鏡がいいということで、多くの予算をかけた部分だったので安堵感もあります。

6日目(杭打ち)





三省ハウスでの作業を終え、敷地での設置作業に入りました。
各家屋に穿った開口から周辺環境を覗けるようにするため、設置位置、高さ、角度等の最終的な調整を行いながらの設置作業です。
雨の中の杭打ちは地面が湿っているためやり易いのですが、一度打ち込むと修正しようとして引き抜く作業に苦戦しました。
下の画像は杭打ちが終わった後です。みんなヘトヘトです。
翌日は家屋を支える柱に鏡を巻き付ける作業なので、もうすこし楽な作業のはずです。



2009年7月17日金曜日

建築ノートに掲載されました

建築ノートno.7に作品が掲載されてました。
越後妻有トリエンナーレ特集ページに建築系作品として名古屋工業大学伊藤孝紀研究室『ツマリ楽園』が紹介されました。
ほんとにチョロッとですが、購入された方はチェックしてみてください。


2009年7月7日火曜日

5日目(制作風景)








三省ハウスの体育館での作業の様子です。
僕らの滞在した三省ハウスはもともと三省小学校だったものを改修して宿泊施設にしたものです。なので、体育館とかプールがあったりします。
週末以外は宿泊客が少ないようで、ほぼ貸し切りの状態で作業ができました。

5日目(金のカマボコ)




新潟滞在5日目も三省ハウス体育館での制作です。
以前、豊福亮さんから頂いた金色のスプレーを使っての制作です。
当初の予定では金色に着色する開口部は尖り屋根に空けられた開口部だけだったのですが(写真上)、豊福さんが気前よくスプレー1本下さったので、カマボコ倉庫の骨組みも金色に着色することにしました。

カマボコ型倉庫の骨組みを金に塗装しました。


実際にはこの開口の先には松代城が見えるようになっています。
是非、松代城付近に立ち寄ったときは覗いてみてください。

4日目(制作)




新潟滞在4日目は宿泊先の三省ハウスの体育館を借りての制作です。
公開制作とは違って本気の制作モードです。朝は8時頃起床して、朝食をとったらそのまま制作に入り、夜も2時頃まで制作に没頭しました。
体育館の水銀灯が集落を照らしてしまうようで、使用可能時間が夜は12時までといわれていました。宿の管理人さんや周辺住民の方にはご迷惑をおかけしました。

3日目(草刈り&写真撮影)



松代滞在3日目は作品設置予定地の草刈りと日経アーキテクチャーという建築系雑誌に掲載用写真撮影です。
4月の企画説明会で懸念されていた雑草が予想以上に少なかったため、草刈りはせずに写真撮影に集中できました。
既に完成している家屋模型に限られた中での撮影だったので作品コンセプトを表現するにはどうしたら良いか苦心しましたが、2枚ほど掲載用にピックアップしてみました。
上の写真は公園に咲く紫陽花と菖蒲と家屋の関係だけに絞ったカットで、下の写真は公園から眺められる松代の町並みまでも取り込んだカットです。
紫陽花も町並みもどちらも作品の重要な要素なので最後まで悩みました。




2009年7月4日土曜日

1日目(松代城)



今回のトリエンナーレで松代城の内部が黄金になるのはご存知でしょうか?
これを手がけるのはアーティストの豊福亮さんという方で前回のトリエンナーレで空家の内部を黄金にして話題となりました。

公開制作の終了後、豊福さんの作業をしている松代城を訪れました。
目的は金色の塗料を手に入れるためです。
忙しそうに作業している中、使用目的を伝えたところ、快くスプレー缶1本くださいました。
何に使うかは今後の制作過程で紹介と思います。


2009年7月3日金曜日

1日目(公開制作)


公開制作初日の参加者は残念ながら柳能弘さん一名だけでした。
柳さんは4月の現地調査のときにお宅(タイトル『コンクリ』で紹介)を拝見させていただいたり、作品制作のネタとなりそうな情報を提供してくださった方です。

農舞台近くの商店街で行ったので多くの参加者を期待していましたが、非常に残念です。
柳さんに作品制作への住民の参加状況を伺ったところ住民はあまり積極的ではなく、そこが問題だというお話でした。越後トリエンナーレのテーマの一つである「共働」を実現するのは今回で4回目を迎えても容易ではないようです。

しかし、参加者が来なかった理由は僕らの一方的な御願いであったからともいえます。
勝手に「名古屋から来ました、作品を一緒のやりましょう」というのは冷静に考えれば無理な話です。まずは、草刈りや田植えなど住民の生活を学生の若い力で助けてあげることからはじめることが筋だったと感じました。
ギブ&テイクの関係を築くにはどうしたら良いか、これを機にもう一度考え直したいと思います。



2009年7月2日木曜日

1日目(松代到着&敷地チェック)




僕らの作品を設置する紫陽花&菖蒲公園をまずは確認です。
小さな家屋や小人を飲み込みそうな背丈の雑草のは少なく、まずはひと安心。
さらに菖蒲がとても美しくて、よい作品になりそうな予感がします。

でも、ため池のまわりに前回の見学時にはなかった杭が打たれていて作品を設置できる状況ではありません(写真上)。ほかにも設置方法の再検討をする必要のある場所がいくつかありました(写真下)。
どうやら里山アートは敷地状況への臨機応変な対応が鍵になりそうです。





越後への出発直前

ついに新潟での制作に向けて出発します。
名古屋から作品設置予定の松代までは車で約5時間ほどかかります。
6月27日(土)から7月3日(金)まで新潟県松之山の小谷という集落にある三省ハウスに滞在しながら現地で制作をしてきます。
三省ハウスは旧三省小学校を2006年に改修したセミナーハウスで、新潟に行く時はいつもお世話になっています。

写真は名古屋工業大学を出発する直前の研究室前の廊下です。
大自然に対しては小さな模型を制作するのですが、かなりの量の荷物になってしまいました。



※注意
これは粗大ゴミではありません、アート作品の一部です。

救世主あらわる


ついに研究室のメンバーだけでは公開制作に間に合わないということで、学科の後輩に手伝ってもらうことになりました。
伊藤研究室の救世主を紹介します!
学部2年生の大村君(写真右)と島君(写真左)です。
本当はもう一人、佐々木君という後輩も協力してくれました。写真で紹介できなくてすいません。
彼らは一週間ほぼ毎日来て、深夜まで作業してくれました。
なんとお礼を言ったらいいかわかりません。とにかく感謝です。


公開制作一週間前



越後での公開制作の一週間前の様子です。
計画では全部で20軒必要な家屋がまだ2,3軒しかできていません。
3週間前に学生会議で決めたスケジュールも全く機能しません。
予定ではこの時点で15軒できているはずなんですが・・・

木材の模型は時間がかかりますが、迫力は満点です。